移住
H様ご家族 『オーストラリアンインターナショナルスクール ご入学』
            
シンガポールへの教育移住を検討し始めた当初、娘については大きな悩みはありませんでした。まだ3歳と幼く「これからゆっくり馴染んでいけばいい」と思っていたからです。けれど当時10歳だった息子については、スポーツや食べることが大好きで元気いっぱい、でも勉強はあまり得意ではなく、正直なところ不安の方が大きく、どの学校に出願すべきか、本当に入学できるのか、入ってからやっていけるのか…期待と希望が膨らむ一方で、現実的な心配が頭から離れませんでした。
そんな中、知人からの紹介でカルコネさんを知り、相談を始めました。スタッフの皆さんはとても親身で、私たち親の立場に立って話を聞いてくれました。特に印象的だったのは、子どもの「できないところ」にフォーカスするのではなく、「できること」や「よいところ」に目を向けてくれたことです。家族でシンガポールへインター校の見学に行った際には、カルコネさんが同行してくださり、子供達との会話などから「お子さんにはこんなすばらしいところがありますよ」と言っていただいたことで初めて気づかされたこともあり、親としての気持ちにも変化が生まれました。
また、カルコネさんとの出願や入学準備の過程では、Zoomでの面談もとても役立ちました。メールでは伝わりにくいことも、直接話すことで具体的な方向性が見えてきて、「これでいいんだ」「頑張りすぎなくて大丈夫」と安心できました。皆さん忙しい中でも丁寧に対応してくださり、本当にありがたかったです。
AISを選んだ理由は、校内の雰囲気がとても明るく、見学の際に対応してくださった学校のご担当者やスタッフの方々も皆さんとてもフレンドリーで、笑顔が多く、安心感を持てたことです。子どもたちが、過度なプレッシャーを感じることなく、楽しんで学校生活を送れるとイメージできたことが、最終的な決め手となりました。またAISは日本人の生徒の割合が比較的少ないため、日常的に英語を使う場面が多くなることも魅力の一つでした。英語を「学ぶ」だけでなく、生活の中で「実際に使う」機会が豊富にあることで、語学力の向上にもつながると感じました。
実際に学校生活が始まってからは、子どもたちそれぞれが異なる形で環境に適応していきました。娘は初め、言葉の壁や文化の違いに戸惑い、帰宅後にストレスを感じている様子もありました。でも、先生方も前向きに取り組めるようサポートしてくださり、徐々に安心して通えるようになり、今では放課後も校内のプレイグラウンドで友達と遊んだりなど、すっかり学校に楽しんで通っています。
一方、息子は人見知りをしない性格で、友達をすぐに見つけ、友達と過ごす校内カフェでのランチタイムや休み時間も毎日の楽しみの一つにしているようです。英語学習も無理のないペースで進んでおり、本人も「大変だけど頑張れる」と前向きに取り組んでいます。
実際、入学してからAISの魅力の一つは、子どもの個性を大切にする教育方針と、自己肯定感を育む先生方の姿勢だと感じています。叱るのではなく、前向きに導いてくれる雰囲気があり、「子どもを伸ばしてくれる学校だな」と日々実感しています。
また、親である私自身にも変化がありました。放課後のお迎えを自分でするようにしたところ、先生や他の保護者と直接やりとりをする機会が増え、学校のことをより身近に感じられるようになり、今ではボランティアとしてリユースユニフォームの販売のお手伝いをしています。これまで「自分が何か貢献できるのだろうか」と不安もありましたが、実際に行動を起こしてみることで、他の保護者と交流する機会が増え、会話の中で情報を得たり、時には助け合ったりと、自分自身も成長できていると感じています。
最後に、これからシンガポールでインター校を検討されるご家庭へのメッセージですが、『子どもたちの適応力は想像以上に高い』ということをお伝えしたいです。もちろん、不安や迷いはあると思います。ただ、親が過度に心配しすぎず、カルコネさんのような経験豊富なエージェントに相談したり、連携を取りながら進めていくことで、少しずつ確かな道筋が見えてきます。
悩みながらも、時には思い切って一歩を踏み出す勇気も必要です。そうして一歩ずつ進む中で、子どもたちはもちろん、私たち親自身も、思いがけない成長や出会いに恵まれていくのだと思います。

